さて、本年も正安寺の「拝観見学会」は、毎年の恒例行事でもある檀信徒の【大般若祈祷法会】と合わせてお勤めし、「見学会」の参加者の方々にも凡そ20~30分の儀式にもご参加頂き、その後瑞珖蔵にて会食懇親会、什物の掛け軸等の見学、祈祷札等もお持ち帰りいただく予定です。
日程は本年5月3日(日)、9時半受付にて10時から法要、10時半から会食並什物見学となります。参加ご希望の方は、前もって正安寺【公式】ホームページのログインボタンを押していただき、無料のログイン登録をお済ませ下さい。 後ほど正安寺から【拝観見学会】のご案内がメールにて送信されます。内容をご確認の上参加される方のみ、返信メールにて参加者氏名をお知らせいただければ結構です。
さて、既に多くの方々がお気づきでしょうが、現在の日本国には、まず現状を正しく認識可能な思考能力、そこから確認し山積された問題の数々を、順次解決実行できる人材の発掘と育成が、喫緊の課題となっております。
社会は経済や文化の成長と共に複雑化していくものですが、日本国においては更に、国家の施策として国民の理解が及ばぬよう、意図して複雑化を重ねてきた傾向も窺えます。
日本国に在りながらも、日本国をより良くしようと願う者達、また将来を担うべき若者達に、尊厳や自尊心、国の成り立ちを示そうとすれば、その邪魔や発言の揚げ足を取るために現れる、日本を貶めそこに生きる若者達の矜持や自負心を砕こうとする勢力、また、それら勢力にすり寄り、日本国が後退する未来に気付きながらも、己の懐具合や主義主張を先として、平然としている一定層ある大人達の社会。
元来、長い歴史と文化、災害は多くとも風光明媚な自然環境と国土、誇るべき精神性を保ってきたはずの日本国が、現在いっていの大人達の画策や思惑により、歪で不安定な精神と経済、国土にされている最中だと、冷静ながらも自認しなければなりません。
特に正安寺が問題視し、異常な日本国の現状を啓発する際に示すのが、①「自死率」と②「行方不明者」の統計です。人それぞれの思いや考え思想の自由に状況分析の捉え方の大小に違いはあれども、数字には共通の認識が可能です。同じく問題のある数字を見聞しても危機感を感じる者、それ以外に差し迫った問題等があるのか、全く関心の興らない者もいるでしょう。
ただし私自身は寺院住職という勤めや役割の中から、その統計を見たならば異常であると、断言せざるを得ません。また、この事実を知るならば、人権、個人の自由、あらゆる差別の撤廃を掲げながら、この事実に論及が及ばないことは、マスメディアも含めて不自然としか思えません。
①令和6年の警察庁発表の統計による「自死」については、相変わらずG7の中でも突出しており、平成15年の34,000人超をピークに少しずつ減少していたものの、令和2年から再び増加し令和6年は、20,320名の自死が報告されております。
しかもその中で、小中高生の人数が529名にのぼり、自死者ピークの平成15年、318名を大きく上回っているのです。全体数が減少の中で、小中高生のこのような増加は問題にしないこと自体が問題です。私は学校や教職員や文科省も含めて、我々大人達が形成している、子供達に対する社会教育のどこかが破綻していると考えるのです。さらに加えるならば、自死と言うと子供のイメージが浮かびがちですが、10歳から38歳までの充分に家庭を構えて子育てが出来る年齢まで含めて、死因の第一位が「自死」であることも知るべきでしょう。
②さて令和6年の「行方不明者」数は82,563名であり、9歳以下の児童のみで1,035名、10代20代の若者を含めると32,733名となり、全体の4割を若年層が占め12%が9歳以下の児童と聞けば、行方不明と言われるよりむしろ誘拐では、と思慮する方が自然とも思われます。
これら①や②と合わせて、更に毎年公立の300校が少子化により閉校、700ヶ寺が廃寺や外国資本に買収されている等の現実を直視せず、日本国を改悪している元凶を許し、漫然と過ごしてきた大人達に対し、若者達の猜疑心や不遜な態度という形で、社会に表出しはじめているとも感じ、正安寺では自ら思考し、自ら検討し撰び、自ら追求し行う育成の大切さを第一義と考え、生涯の中でたとえ僅かでも、信頼し心の拠り所となる教えや佇まいに触れる機縁を、多く求められる環境の整備することを念頭に、様々な行事を勤めております。
令和8年度、正安寺【拝観見学会】開催のご案内によせて
行事