令和2年1月10日(金)《修正会(しゅしょうえ)組寺・総代・仏婦三役初相見式》

行事

 当正安寺にて、毎年行われる様々な恒規(ごうき)行事の中の一つとして、元旦、二日の「山主年賀相見式」につづき、一月十日(金)に、「修正会」(しゅしょうえ)をお勤めさせていただきました。
 この行事は禅の解釈における、修行とさとりとの不一不二(ふいつふに)、不可分なるを表する仏語「修證不二」(しゅしょうふに)、あるいは「修證一等」(しゅしょういっとう)なる文言と、年頭の初正月に際して本尊様、檀信徒各家ご先祖様方にご供養申し上げ、以てそれぞれがご冥護を期して、各位の身心堅固や諸災消除、家門の興隆等を祈する行事でもあり、年始めの正安寺組寺御寺院様方と、当山役員各位との初会合の意も含め、「修正会」(しゅしょうえ)と名付けられております。
 本年は、正安寺もお薦めしている、寺院葬の選定業者の一つでもある「碧維」(あおい)のご紹介も兼ねて、出席者各位には「碧維」(あおい)の提供する料理等を設斉として、見聞していただきました。竹内社長自身の食へのこだわりもあり、地域であっても良い材料で美しく洗練されたもの、との思慮が感じられる設斉となり、出席者には好評でありました。
 また、正安寺の伽藍も徐々に整備されてきたこともあり、昨年より不定期に掛け軸等、正安寺にて保存されている歴史有る品を風通しをしながら、披露させていただいており、今回も凡そ十五点程公開いたしました。
 有名作家の物もあれば、名は知らずとも山主住職より、歴史的様々な人物との交流からの説明を受け、その品の成り立ちを見聞された出席者各位も、更に当山の歴史的重厚感を信仰と同じく深められたご様子でした。
 次回の公開は五月三日(日)に行われる恒規行事、「大般若祈祷法会」(だいはんにゃきとうほうえ)の際に、今回とはまた違った品を出席者に公開されるとのことにて、ご期待いただければ有難く存じます。
「修修会」(しゅしょうえ)にてご焼香される出席者各位。
設斉の席にてご挨拶される岩井総代長。
正安寺什物の作品を一つ一つご説明される山主住職。