檀信徒皆様方、正安寺をお訪ね参詣下さる皆様方には、一年以上もご不便をおかけした主要道路の東山林道が、いよいよ完成致しましたのでお知らせ申し上げます。
　昨年の九月の台風災害による、正安寺に通じる主要道路でもある(東山林道)の破損、陥没等から、随時応急的な処置にて対処してまいりましたが、いよいよ市長並びに市役所林務課をはじめとする各役職員の皆様方のご助力もあり、国との交渉もおわり、本年破損陥没個所のアスファルトの全面張替え工事にいたり、十一月をもって完成いたしました。
　正式には「林道」ということもあり、市役所の皆様方には特に国との難しい交渉の末に徹底した工事を期すこととなり、わずかではありますが道幅も拡幅し、通行し易くなりました。
　これによりまして、正安寺での葬儀式を含めたご法要等が、益々お勤めし易くなったかと思われます。
　現住職がこれからの世の趨勢も勘案して、出費を抑制しながらも、厳かで心に残る正安寺での【寺院葬】(じいんそう)の推奨を示されるように、お通夜からお勤めいただくことも可能となりました。
　残念ながら各ご家庭にて故人がご逝去されました際には、一つの方法として【寺院葬】もお含めいただきたくお願いもうしあげます。
　まれに細かい事情をご存じなく、「正安寺までの道幅を広げてほしい」「古木が危険そうなので切ってほしい」「正安寺門前の景観をもっと綺麗にしてほしい」「正安寺石階段の正面参道を整備してほしい」等のご要望もお聞きすることがありますが、ご存知の方には言うまでもなく、戦前までならば道路のみならず、道路下部土地も正安寺名義でありましたが、前後の農地解放、農地改革を経て凡そ三万坪の境内のう現在主要道路部分や石階段の参道をも含めた二万五千坪が農地解放となました。現在の境内地はその後の残された五千坪のみにて、正安寺自身が道路の拡幅や、門前の景観を整備することが不可能な現状です。
　檀信徒皆様方、あるいはご親戚や関係者の方々で、正安寺門前景観保全にご協力いただける方がおられましたら、土地の所有者や関係者等、いつでも気兼ねなくご連絡下さいますようお願いいたします。