進一歩(山主住職ご挨拶)

ご連絡

檀信徒各家皆様方におかれましては、様々に思量を重ねながらも、菩提寺を「正安寺」と定め身心の拠り所として直向にご精進していただきますこと、兪兪感謝申し上げます。

正安寺では昨年、五十三軒のお家より、五十七御霊の葬送の儀式をお勤めさせていただきました。ただしその中の六軒は諸事情も有り後継者がおらず「絶家」となるのは、当山山主住職といたしましても念心残るところでもあります。
「少子高齢化」の勢いを実感すると共に、各家庭の有り様を菩提寺、信仰、家訓、道徳、先祖、祖父母、夫、妻、子供、孫、家族、信念他、それぞれの役割や働きについても改めて深慮すべき時代に没入したと思わざるを得ません。

正安寺も「慕古心」を失せずして時勢にも即すべきを思量し、寺院を含め宗教施設としては未だ為し得なかった形式でインターネット上にこの「ホームページ」を立ち上げさせていただきました。

昨今の寺院住職はもちろんのこと、特に正安寺山主住職の役割は当寺の護持、檀信徒の法務の他、組寺及び末寺十ヶ寺をまとめ、時世における方向性の施策力、運営能力を示しながらさらに、県内各寺院の諸関係まで歴史を遡り、冷静に俯瞰して試する調停力まで求められる寺院でもあることもご理解いただき、あわせて御協力賜れば有り難く存じます。
曹洞宗 宝寿山 正安寺      法堂本尊、聖観世音菩薩