令和4年「新盆施食法要」

行事

 8月盆の当地域では、例年通り新盆家の皆様方に正安寺にご上山いただき、13日の午前中に15名の和尚様方ご随喜のもと、合同新盆施食法要をお勤めさせていただきました。
 本年は42名の新盆に当たる御霊の方々、六道四生の被災並びに戦没者の方々の安寧とご冥福、また今は亡き故人に対して、残された家族や親族、また後進の私達が、より一層故人の分まで前向き、直向きに生活して行くことをお誓いし、更なるご冥護を祈念させていただきました。
 「生者必滅」が世の理(ことわり)とは申せ、近しきお身内がまた、当然の如くに在った存在の、姿を見失う悲しみと心細さは、理屈通りとはいかないのが人でもあります。
 人間はまさに人の間に立ち、そして巡り回り、生涯をかけて喜怒哀楽の波を泳ぎ、一人間の人格を定めるのかもしれません。  
 亡くなられた後にこそ、故人の人格や人柄が、より一層大きく感じられることも肯首出来ます。
 残された私達後進の者は重ねて、次世代の礎となり、たとえ僅かでもよりよい日本社会になるべく貢献してきたと、自信を持って故人やご先祖に伝えられる生涯を目指すのでしょう。
ご先祖様方に供養する為の施食棚
導師入堂
法要の様子