令和6年6月2日【大本山総持寺ご開山瑩山紹瑾禅師700回大遠忌】法要にてお勤め

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 本年は奇しくも50年に1度の、大本山総持寺ご開山瑩山紹瑾禅師700回大遠忌にあたり、希縁を頂戴し大本山にて献供諷經(けんぐふぎん)をお勤めしてまいりました。
 回忌法要は50回忌を節目として以後は、100回忌、150回忌、200回忌と50年毎に正当(しょうとう)となります。
 今般偶々、希縁に恵まれ瑩山紹瑾禅師様の大遠忌(だいおんき)にて、焼香師を勤められましたのも、常日頃から正安寺をご支援、ご助力いただいている檀信徒ならひに関係各位の皆様方のおかげと、重ねて感謝申し上げます。
 時代の趨勢を鑑みて、このまま見ようとしない、見えていない振りのみを続ける「事なかれ主義」では、愈々信用を失い信仰も希薄となり、日本国民の精神的支柱や文化も消失され、堂々と世界の方々と話し合える自負心を保った日本人が、激減するであろうことを憂い、寺院住職の立場から出来得る範囲での試行錯誤や改革を進めてまいりました。
 長年思慮を重ね、関係各位とも交渉を続けてきた結果、設置できたシステムや試みでもあり、住職としましても現在の日本でここまで踏み込みながら、檀信徒の利便性にも配慮のある機能が設けられている寺院、または寺院の【公式】ホームページはなかなか発見出来ないであろうと、自負するところでもあります。
 決して自画自賛を目的としたり、名利を得るための方便ではなく、他との比較検討も踏まえ、日本に居住する個々それぞれに、戦後画一的に詰め込まれた思想だけではなく、文化や歴史、政治や教育、信仰や宗教についても多角的視野にて捉えていただき、自らの精神や生活の支柱となるべきものを自負心と共に礎にされることを願い、発奮した次第です。
 是非、無料でもある当正安寺の様々な機能をお試しいただきながら、住職と共に日本国に居住し、日本国を思う者同士として、一日も早く互いの心の依る辺、精神的支柱の確立に役立てられることを願っています。合掌