【正安寺への道路拡幅工事中】

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 前回のお知らせ欄にてご紹介した通り、今月25日(日)の10時半受付にて、【正安寺拝観見学会】を開催いたしますが、それに合わせて現在、正安寺へ御来山される道路の一部を拡幅しております。
 当日までには完成し、交通の便もスムーズになる予定です。戦後の「農地解放」政策によって正安寺以外の名義に変更された土地を4筆売買取得し、地目変更等を経て「正安寺境内地」に戻し、今回その境内地の一部を共用する形式で、山林道でもある道路を拡幅致しました。
 戦前までは国道254を境とし、東は川境の「扇橋」までを正安寺の境内地とした3万坪の広さの大凡が、GHQと政府の政策により農地解放され、現在5千坪のみの境内地となった歴史は、解放を受けた本人達はその事実を子孫に伝えることもなく、または宅地に名目変換し更に他人に売買した者も多く、現名義人の中には全く事情をのみ込んでおらず、正安寺門前の景観整備がどうしても進まない原因にもなっております。
 今回の拡幅工事でも、正安寺で取得した土地に接する道路のみであるため、国道から正安寺駐車場までの経路中、およそ拡幅整備出来るのは凡そ3割となります。
 檀信徒皆様方の中にも、正安寺の往時の景観を未だ記憶に残されている方々もおられることと思います。
 関係各位の方々、正安寺の整備にご協力頂ける方々には、それらの土地取得等についてもご助力いただければ、ありがたく存じます。正安寺への御喜捨も常に承っております。少子高齢化等も進み墓所や土地の相続も様々な観点から難しくなってきてもおります。歴史的には武田信玄、武田勝頼が安堵状を出して正安寺への帰属とした境内地でもあります。
 歴史的経緯をおくみ取りいただけます方々には、是非ご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。必ずやご先祖様方の菩提のご冥福と、ご子孫方へのご冥護があきらかになると祈しております。
 ご連絡をお待ちしております。