1月10日【修正会】しゅしょうえ年始式

行事

 本年も組寺ご住職、副住職様方に御随喜(ごずいき)、当山の総代また仏教女性会の会長様方にマスク着用、手洗い消毒の上ご参加いただき【修正会】(しゅしょうえ)、檀信徒をはじめ全国今年一年の安念祈願を無事にお勤めすることが出来ました。
 檀信徒皆様方との年中行持としては、新年一日、二日の年賀相見式もございますが、組寺それぞれの方丈(ほうじょう)様方に御随喜いただく恒規(ごうき)行持としては、この一年の息災を祈する【修正会年始式】が新年初めてのものとなります。
 寺社仏閣を「祈りの堂場」と評される方がいるように、正に私達仏教徒は仏教徒としての祈り方で、それぞれが、また時には和合して、誓願(せいがん)し、祈願(きがん)する場所として堂場の本意としております。
 それは誓願が信を、信が発心を、仏心が智慧を、智慧が行と思いやりそして持戒(じかい)を促し生ぜしめて、それぞれが自負心を保ちながらも、ことさらに周囲に迷惑をかけることなく、自分らしく生涯を全うする礎を築くものとしているからです。
 人命は誰にとっても等しく大切です。だからこそ誰かの人命を大切にするあまり、誰かの命を軽んずるような選択を、他に強要することがあってはなりません。ましてや個人的な主義主張を人命より優先とすることは、持戒を重んじ仏の教えを戴く私達仏教徒はよくよく精査して、避けるべきでしょう。