『開山堂』(かいさんどう)内部修繕完了のお知らせ

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 正安寺は明治維新以降の各施策にもより、昭和以前の境内地3万坪から、5千坪に縮小されたものの、未だに伽藍(がらん)の棟数も多く、建築物全てを合わせ凡そ600坪、1200畳の広さを有しており、棟(むね)ごとに建立あるいは改修時期が異なるため、常に何処かしら修繕や補修を欠かすことが出来ない寺院です。
 昨年は消火栓設備の新規更新等、700万円の出費の他、損傷が激しくなりつつあった開山堂を、年をまたぎ修繕補修し昨日、発注していた飾り金具の打ち込みにて、開山堂の内部修繕が完成いたしました。
 床材は木曽桧の厚物を使用し、御祖師方の尊像が鎮座されるひな壇は、似漆の色合いを塗布し、天井は新規に格天井を組み直しました。
 仕上がりました当寺開山、海秀玄岱大和尚禅師他、ご尊像の安置された開山堂を御覧下さい。
木曽桧の床板の香りと美しさが映える空間に。
渋金地の飾り金具が重厚感を増す御開山尊像安置のひな檀。